仙台国税局から公表された直近の法人税申告の実績から東北地域の景況をお知らせします。アフターコ
ロナの回復基調が一段落し、景気後退を示しています。
| 年度
項目 |
令和5年度 | 令和6年度 | ||
| 件数等 | 件数等 | 増減 | 前年対比 | |
| 申告件数 | 164,987件 | 165,057件 | 70件 | 100.0% |
| 申告所得金額 | 18,092億円 | 18,003億円 | ▲89億円 | 99.5% |
| 申告税額 | 3,469億円 | 3,396億円 | ▲74億円 | 97.9% |
気になる「法人税等の調査実績」ですが、実感とは異なり、調査件数が前年比76%と大幅減です。一方、
1件当たりの追徴税額は大幅増で、重点的に大口悪質案件を対象としている影響と考えられます。
| 年度
項目 |
令和5年度 | 令和6年度 | ||
| 件数等 | 前年対比 | 件数等 | 前年対比 | |
| 実地調査件数 | 3,403件 | 97.1% | 2,587件 | 76.0% |
| 非違のあった件数 | 2,505件 | 95.5% | 1,955件 | 78.0% |
| 申告漏れ所得金額 | 284.0億円 | 134.0% | 278.9億円 | 98.2% |
| 調査による追徴税額 | 63.7億円 | 110.1% | 64.1億円 | 100.5% |
| 1件当たり申告洩れ所得 | 835万円 | 138.1% | 1,078万円 | 129.1% |
| 1件当たり追徴税額 | 187万円 | 113.4% | 248万円 | 132.2% |
| 順位と業種 | 不正割合 | 順位と業種 | 割合 | 順位と業種 | 割合 |
| 1.バークラブ | 62.3% | 3.外国料理 | 40.2% | 5.大衆酒場 | 34.4% |
| 2.その他飲食 | 45.2% | 4.美容 | 34.5% | 6.自動車修理 | 32.9% |
(文責 社員税理士 大和田利明)
税務調査の立ち合いをする度に、お客様の心理的な負担は大きいと感じます。
税務署からの調査の依頼は、最初に関与税理士あてに来ます。ゆえに弊社ではお客様との日程調整に
余裕を持たせて、必ず事前打ち合わせを行い、予備知識を持って調査に臨むようにしています。それでも、
調査が受け身の立場で行われ、追い込まれた感での対応に終始するため、疲労感が強いようです。
さらに、最近の調査では、調査立会経験のある経営者の予測を上回る事象も目立ってきました。
「お知らせしたいこと」
①最近の調査対象の抽出や選定は、国税庁のAIが行っています。
これにより、申告書を電子データで提出後すぐに調査依頼が来るなど、選定のスピードが速くなって
います。
さらに日本最大の法人データベースであるKSKシステムでは、過去比較や同業他社比較で、法人側
の不正処理をパターン化し見つけ出します。
②コロナ期間の調査省略期の机上分析経験から調査官の事前分析が深いです。
コロナ期間は、実地調査が省略されていました。これにより、その後の調査を受ける間隔が伸び調査
リスクはやや減りました。ただ、コロナ期間中に調査官は分析能力を磨き、業種や地域の特色等の知
見を積み上げています。
③実地調査の項目がピンポイントで、深堀りしてきます。
AIによるデータ分析と調査官の事前分析で、あらかじめ重点項目を絞り込んでいる印象が強いです。
これまで同様に、売上の期ズレや棚卸のモレの調査は行いますが、不正の感触が薄ければ早々に外注
費や人件費、雑収入など業種特有の誤りの多い事項に切り込んできます。効率的で精度の高い調査で
す。
この状況に対応するには、当たり前ですが、適正な会計処理と事前節税・事後脱税の意識、会社内での
チェック体制で牽制機能を持つことなど地道な取り組みが必要です。
加えて弊社では必要と思われるお客様に「書面添付制度」を実施しています。
「書面添付制度」とは、税理士の作成する決算書・申告書の品質保証書のことです。この書面には、AI
が選定判定の基礎とする、今期の特色である大きく増減した科目の原因及び理由が記載されます。
理由に合理性ありと判断されると、調査前の税理士側への「意見聴取」は行われますが、税務調査の省
略に結びつきます。ここが、最もお客様のメリットが大きい箇所です。
弊社が、お客様の書面添付制度を継続できるように協力をお願いいたします。
先日、人生で初めて1人予約ゴルフに挑戦してきました。場所は、今回で3回
目のラウンドとなる白河国際カントリークラブ。日付は12月29日、スター
トは朝8時。年末らしい冷え込みのある朝で、グリーンには霜が降りており、
冬ゴルフならではの張りつめた空気の中でのスタートとなりました。
白河国際カントリークラブ自体は慣れてきたとはいえ、1人予約は今回が初め
て。
どんなメンバーが集まるのか、うまく溶け込めるのか、プレーの流れを乱して
しまわないか。期待と同時に、不安と緊張を抱えながらのスタートでした。正
直なところ、ティーグラウンドに立つまではかなりどきどきしていたと思いま
す。
この日のメンバーは40代〜60代の方々。年齢も住んでいる地域もさまざま
で、まさに「知らない者同士」のラウンドでした。中には酒田から遠征して参
加されている方もおり、ゴルフに対する情熱と行動力に刺激を受けました。こ
うした普段ではなかなか出会えない方々と同じ組でプレーできるのも、1人予
約ゴルフの大きな魅力だと感じます。
スタートホールは緊張感もあり、会話は控えめでしたが、ホールを重ねるごと
に自然とコミュニケーションが生まれていきました。ナイスショットが出れば
声を掛け合い、知らない人同士でも同じ時間を共有することで、少しずつ距離
が縮まっていくのを実感しました。
ラウンドの途中、メンバーの方から
「またニックネーム見たら参加してね」
と声をかけていただきました。この一言で、1人予約に対して感じていた不安
が一気に和らいだのを覚えています。敷居が高いと思っていた1人予約ゴルフ
ですが、実際はとても温かく、前向きな空気に満ちていました。
今回の参加目的は、単なるラウンドではなく武者修行。
とにかく数をこなし、経験を積むこと。そして、スクールでできていること
と、実践の場でできていないことの違いを明確にすることがテーマでした。
実際にコースに出てみると、練習場やスクールでは問題なくできていたこと
が、プレッシャーや状況判断、寒さや霜の影響によって思うようにいかない場
面が多くありました。一方で、以前よりも落ち着いてプレーできている部分
や、考え方が成長していると感じられる場面もあり、自分自身の現在地を知る
ことができた一日でもありました。
1人予約ゴルフは、スコアを競うだけでなく、自分自身と向き合い、課題を見
つける絶好の機会です。知らない方とのラウンドだからこそ、マナーや立ち居
振る舞いへの意識も高まり、学びの多さを改めて感じました。
初めての1人予約ゴルフは、不安から始まり、多くの出会いと気づきを得られ
た、非常に濃い一日となりました。
また機会があれば、ぜひ参加したいと思います。そして今回得た経験を次につ
なげ、さらにレベルアップしていきたいですね。
挑戦してみて初めて見える景色がある。
そんなことを実感した、年末の白河国際カントリークラブでのラウンドでし
た。
*1人予約ゴルフ(ひとりよやくゴルフ)とは、
ゴルフ場で1人だけでプレー予約を入れ、当日は他の予約者と組み合わせてラ
ウンドする仕組みのことです。
「ゴルフはしたいけど、メンバーが集まらない…」という人向けに広く利用さ
れています。

(by M・S)